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はじめての防災。
「はじかいとこ」って知ってる?実践!セーフティーゾーンを作ろう。
はじめての防災はまずはこれ!改めて実感する、災害の怖さ。
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一番聞くご質問です。
それは、あなただけではありません。みんな、知らないのです。
生活に欠かせないもの。そう、例えば料理や掃除。基本的なことは家族から、習ったり、教わったりしていますね。
「命を守る」ことで言うなら、信号待ちや横断歩道の歩き方、うるさいくらいお母さんに言われたことを思い出します。
それは、お母さんが「自分でやってきた、経験があるから」伝えられたことなのです。
でも、「防災」は命にかかわる大切なことなのに、お母さん、お父さんの経験値が圧倒的に少ないのです。
だから、料理でいう「さしすせそ」に当たる、防災の知識の伝承がなく、私たちは防災の基礎知識を知らないまま、みんなが大人になっているのです。
そう、みんな知らないから、知らないのは恥ずかしいことではありません。
でも、必要を感じるなら、今恥をかいて聞いて、そして覚えてしまいましょう。
はじかいとこってなんでしょうか。
そう、この「はじかいとこ」が、「防災のいろは」「料理のさしすせそ」なのです。
「はじかいとこ」は、6つの防災の必須行動や必需品のこと。これをしておけば、まずは安心のキーワードです。
それでは、一つ一つのキーワードを確認していきましょう。
事前に、自分の家、学校や職場などのリスクを確認しておきましょう。そのためには、地域のリスクを確認できる地図、ハザードマップを確認することが重要なのです。近くの川や山などの情報のほか、避難所の場所や、そこまでの経路も確認しておきたいですね。
自然災害による被害の軽 減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図です。
事前の災害対策に役立つハザードマップ
避難所の位置
※国土交通省 国土地理院HPより
いざという時に、自分たちを守り支えるのは、確かな様々な情報。スマホの防災アプリなどでも簡単に情報を取得できるものがあります。事前にブックマークやインストールを。使用方法にも慣れておくことが重要です。また、家族や友人、企業では社員の方の安否確認も大切。事前に情報共有を。
「防災備品にラジオを」 被災時の情報収集にはラジオが有効です。
電池を節約するためにも、スマホ以外の情報収集のノウハウも大切。電気が止まった時にはラジオの情報が有効です。乾電池式や、手回し式などがあります。乾電池の予備も一緒に備えて。
スマホでの情報収集、市町村などの情報サイトや防災アプリ。
様々な情報がオンタイムに取得できるのがスマホの情報です。官公庁、都府県、市町村など、自分の住む場所や働く場所に有効な情報サイトを確認して、目的に合わせて事前にインストール、ダウンロードしておきましょう。また、スマホの防災情報、防災サイトなど様々なフリーアプリもあります。
SNSも重要な情報ツールです。
東日本大震災時には、被災時の生きた情報がTwitter、LINEなどSNSで取得できたというお話。使用方法など確認しておきたいですね。
家族との安否確認の方法
被災時に使用できる「災害用伝言ダイヤル」や、スマホアプリなど、家族や友人と共有しておくと安心ですね。
個人情報の管理
怪我した際などに必要な、個人特定情報や健康保険証のコピー、既往症の情報など、また、銀行の口座情報、保険の証券Noや、車の情報など、自分に関わる情報も管理しておきましょう。
防災でなにより重要なことは、「身の安全を守る」ということ。防災の最大な課題である「大規模地震」において、怪我の要因の3~5割は家具の転倒や落下といわれています。まずなにより家具の転倒を防ぎ、自宅の中に「安全なスペース」を確保しましょう。
何か一から始めるなら、家具の固定から。大地震では、留めつけていない大きな家具類は転倒します。その重い家具が胸部などを圧迫すると息が出来ずに窒息する恐れがあったり、脚を挟まれれば動けません。家で地震が起こった際のシミュレーションを行い、事前に備えておけば、確実にそのリスクは取り除けます。
防災備蓄の第一は命を守る飲食。大規模地震では公的な食事の不足、遅配が予測されています。避難所にすら飲食物がない場合も考えられるのです。最低でも3日間は自力でしのぐことが重要。防災時の食品は長期保存の防災食品だけではなく、日常食を活用する方法も。
防災備蓄といえば、長期保存タイプの「防災食」をイメージしますね。大規模災害の場合、どうしても被災期間が長くなるため、量も多くなるし、かさばるし。防災食で備蓄を用意するには大変です。そこで、今主流になってきているのが、日常の食事をうまく使っていざというときの備蓄食料となるような、「ローリングストック」という考え方です。 ちょっと見方を変えるだけで防災できますよ。
「自宅にある日常の食品全てを有効活用する」そんな飲食備蓄です。
「 防災備蓄」まずは飲食!!自宅での備蓄が重要です。
飲食以上に重要な問題とされているのが「トイレ&衛生」。大規模災害では、深刻なトイレ不足。水のない環境の集団生活で、トイレは汚れ劣悪な環境となります。
トイレに行きたくなくて飲食を控えることで既往症などが悪化、関連死につながってしまうのです。熊本地震では、この関連死で直接死の4倍の方が亡くなられたのです。
44%の人が思っています。でも、断水は長期化、水洗トイレは使えません。
公的の施設、防災備蓄ではトイレの絶対数が足りません。もし使えても、「劣悪な環境」実態が報告されています。
飲食と排泄はセット。衛生問題も含めて、健康を守るためにも
「トイレ&衛生」を準備しましょう。
大規模災害の場合、ガス、水道、電気というライフラインが途絶します。避難生活でも光=照明、熱=煮炊きする火力が生活の基本となります。
電気は、水道やガスと比べると、早期の復旧が想定されます。過去の大震災の実態調査から、電力が供給されるまで、早くても数日から10日間程度要するとされています。が、予測される大規模災害では、被災範囲が広域であること、中枢管理部門が被災した場合には、復旧までもっと時間がかかる想定も。
夜間の被災は、停電により危険が増します。また、住居によっては、日中でも採光が悪く、電気照明を使用している場合もありますね。地震で倒れた家具や、落ち割れたガラス製品など、目で見て確認しても危ない状況が、暗闇では極端に危険が増します。
情報の取得や安否確認等に有効なスマホのライトは電池の消耗が激しいので、充電がしにくい状況では、出来るだけ使用したくない。
光=ライトは、一人に一つは必ず、行動をともにする必要があります。また、家族と一緒の時でも、各自1個のほか、トイレや皆がいる場所など、何箇所か同時に明かりが必要となります。数は多ければ多いほど良いものなのです。
部屋のコンセントに直に接続させておくと、日常的に充電し、停電時に、自動で点灯するタイプのライトもあります。
大規模災害では、避難所不足から避難所以外の「避難生活」を選択する可能性も大きいのです。避難所以外での避難生活では、基本自分や周りの人々の「備蓄品」から、「食事」の準備がなされます。
「温かい食事」は、身体の健康、精神的な健康の維持にも、大変重要な意味を持つのです。そのため、「煮炊き」をする「熱源」の確保は必須。日常的に使用している「ガスコンロ」は、被災時にも大活躍です。
いかがでしたか?、これができれば、まずは基本の防災力はクリアです。
まずは、「はじかいとこ」を覚え、意識して下さい。
防災は、自分の未来を守るもの。
少しずつでも、ゆっくりでも、いいのです。“今”から、始めることが重要です。
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