「一人暮らし」のあなたの、今日からできる防災

まず、これから!!セーフティゾーンを作ろう!!

防災の初めの1歩=6つのポイントから始めよう。
これを実行すれば、基礎力はクリア。


基本は、

それは、防災を始める時に、やる。備蓄するに大切な6つのポイントです。
全てをやってほしいけど・・・・・

その中でも、まずは実施してもらいたいのが「か」家具の固定!

自分のお家に「セーフティゾーン」を作ることなのです。

Step.1
まずは、自分のいつもいる「定位置」の安全性を確認しましょう。

あなたは、いつもお部屋のどこにいますか?

自分がいつもいる場所の、四方を確認してみましょう。

窓ガラス、ガラスの嵌った時計、ライト、大きな植木鉢、陶器のカップ、等 

自分がいつも座るソファの周りは安全ですか?

ベッドに実際に横になって、確認してみましょう。

寝るときの安全も重要。

揺れる吊りタイプの照明、陶製のライト、重い家具、時計、額縁の絵、等

パソコン、ライト、吊り書棚、吊り棚に置物や写真立て、シェード、植木鉢、等

大きなガラス窓がある本棚、ガラスケースに入った人形、ガラスの写真立て、木製のソーイングボックス、等

陶器の鉢植え陶器の照明、ガラスのアロマ、鏡、重い家具、等

部屋の四方向を確認しましょう。

Step.2
高い家具、危ないものは置き方を変えたり、留めましょう。

安全確認の3つの視点
  1. 高い・重い家具は、転倒・移動の防止を。
  2. 重量物の移動 重いものは、下に置きましょう。
  3. 落下防止 割れ物は滑り止めやジェルシートを。

具体的にやり方を見ていきましょう。
3つの視点を、一つずつご説明してまいりましょう。

高い、重い家具は 転倒、移動の防止を。

防災というと、ハードルが高く感じるのは、この部分かもしれません。
しかし、毎日の日常生活を「防災視点」で見直し、簡単なことから「まずは始めること」が重要!!

可能なら、家具の配置を考え、自分のところに倒れてきにくいようにする。
また、高い家具を固定する。持ち家ならL字金具などで壁とつける方が簡単。
ですが、賃貸などの「クギ止め」ができない場合は、突っ張りポールや剥離ができるテープ式のものなどの転倒防止用の器具を使用しましょう。

マニュアルの家具の固定を参照してください。

e.転倒防止プレート 家具前面下に はめるタイプ。
c.ジェルシートで 壁と家具、冷蔵庫を 止めるタイプ。
片側を 付けたところ。家具の両端を止める2本がセットです。
b.突っ張りポール

もっと気軽に始めたい!!

防災は長期計画。ゆっくり、しっかり。

月1つでもOK。 まず重いものを移動して、小物を留めよう。
次の月には家具を一つ留めよう。3か月先には・・・・・ など。

毎月一つでもいいのです。
少しずつでも大丈夫です。
やれることから、始めましょう

目指すのは、昨日より安全な今日、
そして明日。なのです。

家具の固定には・・・・・ 防災用品の他にも方法はあります。

段ボール箱やケースを使いましょう!!
  • 家具と天井の間に、しっかりとはまり収まる様な、段ボール箱を入れます。
  • できれば、家具の上にすべり止めシートをつけて、その上に段ボールを乗せられればもっと安心ですね。
  • ケースをおろす際に、ちょっと力がいる、大変・・・位がちょうどいいのです。
  • ケースの中には、年中使用するものは避け、季節違いの衣類やタオルなど、軽いものなら入れることができます。保管機能と家具の固定、どちらにも有効ですね。
ポイント

家具の奥行全体にわたる、段ボールやケースを選ぶこと。天井との間は、しっかりと隙間なく、ぎゅっと埋め込むこと。板状の段ボールをかましても良いですね。

重量物の移動。重いものは下に置く。または、しっかり留めましょう。

  • 重いものの移動
    これは比較的簡単に始められますね。
  • 震度6や7の際には、品物が落下せずに、放り投げられたように飛ぶという経験談が多数あります。
    棚の上においてある、アイロン、ホットプレートなどもできるだけ、床近くに移動しましょう。

落下防止 割れ物は滑り止めやジェルシートを。

電化製品やインテリア小物など落下防止。重いものやガラスなどの割れ物の下には、滑り止めのシートや滑り止めジェルなど、簡単に留め付けられる様々な滑り止め用品があります。今は、100円ショップでも販売されています。賢く利用しましょう。

100円ショップの、ジェルシート、家具の転倒防止板、滑り止めシート、開閉止め。
ベッドサイドにある、植物と時計、アロマランプ。ジェルを貼る。すぐには落ちてこない、状況を作れます。
場所によっては、ジェルを貼って留めたトレーに入れる。
場所によっては、ジェルを貼って留めたトレーに入れる。
前から見る必要性がないものには、高めのトレイを使用して。飛び出す率が変わります。
すべりやすい家具の上などは、滑り止めシートを留め付けその上に置くだけでも。
扉の開閉止め、髪の毛用のシリコンゴムリボンなどで開かなくする。
転倒防止版を家具の前面にはめる。

ポイントは、
落ちない・割れない。

ほんの少し気をつけるだけで、

セーフティゾーンが生まれます。

Click for manuals
マニュアルへ

Step.3
いつでも、逃げられるように。玄関までのルートは整備して。

ワンルームや1LDKの住まいでは、玄関が主な逃げ道です。そこに続く廊下は、本来なら大きな家具や荷物が少なく、安全となりやすいところ。

いざという時の脱出のために、玄関までのルートの荷物整理や環境を整備しておきましょう。玄関近くに通販から届いた荷物や読み終えた本、外に置けない自転車など、ありませんか?

いつも、すっきり!!
防災視点で見直して。

注意ポイント
冷蔵庫は、一番の重量物かも。被災時をイメージして防御を。

ワンルームや1LDKの住まいでは、冷蔵庫が居住空間にある場合も。冷蔵庫は、単身者向けの小さなものでも30~50kg、大型では100kgとなります。震度6や7では、移動したり、倒れることも。

  • 最重量の電化製品です。挟まれては自力では逃げられない。また、玄関までの通路をふさがれても大変です。
  • 冷蔵庫の中の食料は、避難生活時の食料となります。
  • 被災後の生活でも、無くては困るもの。被災時買うのも大変。

ですから、余裕ができたら、優先的に「冷蔵庫に使えるストッパー」で保護をしておきましょう。冷蔵庫の裏面のホルダー(持ち手)部分にベルトをかけ、壁とつなぐタイプなど様々あります。

冷蔵庫の大きさにより、選ぶ留め具が違います。確認してから購入を。
注意ポイント
窓は室内で一番大きな割れ物。室内にいるときには、カーテンを閉めて。

自分が自宅にいる時には、日中でもレースのカーテンなどを閉めておくことで、直接窓ガラスが降り注ぐことを防ぐことができます。ちょっとしたことで、より安心になります。

窓のカーテンを、閉めておきましょう。
日中でもレースのカーテンなどを。

よりしっかり防御するには、窓に貼る「飛散防止フィルム」という防災アイテムがあります。拭いてきれいにした窓に、簡単に貼ることができます。食器棚のガラスなどにも。
※100円ショップでも、小さいタイプを販売しています。

自宅の日常の多くを過ごすところから、
安心を手に入れましょう。

一歩ずつ、できることから、ゆっくりと、着実に。
セーフティゾーンを作りましょう。

+& 「被災時に、どこにいるかでの注意点」を知ろう!!

会社や学校なら、上司や先生、友人が一緒で心強いですし、組織の指示に従えます。
でもお家で一人、キッチンやお風呂、トイレ、ベランダなどや、エレベーターの中ということも。
屋外なら、街路時、買い物でスーパー、映画館、電車の中、車の運転中 etc..

マニュアルでは、様々な場所で被災した時の、気をつけるサバイバルポイントをご紹介しています。

一度目を通しておくことで、いざという時、動ける確率が増えるのです。

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