「 防災備蓄」まずは飲食!!自宅での備蓄が重要です

大規模震災の被災地における食糧に関して、内閣府の首都直下地震の被害想定(中央防災会議(2013))において、避難者は地震発生から 2 週間後で最大約 720 万人になり、食糧は家庭内・公的備蓄で対応しても1 週間で最大約 3,400 万食が不足すると想定されている。
その時に「食べるものが無い」という現実的な予測には、自分で備えることでしか対応できないのです。

い.「防災備蓄」まずは飲食!!

災害時の食料事情覚えていますか? 東日本大震災の時に、東京のスーパーから食品が消えたこと。
公的な備蓄量も限られたものとなります。大規模災害で物流が停止した際、スーパーマーケットやコンビニなどの店では買占めや商品補充の不十分さから食料が手に入りにくくなります。南海トラフや首都直下などの災害予測では、長期に物流の断絶、遅れが予測されています。そのため大規模の災害時には、自身の備蓄が大きな力となるのです。

い.「防災備蓄」まずは飲食!!

その時のためだけに用意する乾パンやビスケット、缶詰は予算や保管場所など、ハードルが高いと感じる人も。今、着目されているのは、日常食を利用する非常食。

サバイバルポイント ローリングストックを始めよう

い.「防災備蓄」まずは飲食!!

普段自身が購入している日常食品を少し多めに買い足してストックしておき、賞味期限が古いものから消費し、消費した分をまた買い足していき、常に一定量の食品が備蓄されている状態を保つことができる方法です。※非常食より気楽に始められます。

備蓄食品を選択しよう

い.「防災備蓄」まずは飲食!!

①開封後の保存期間が長いものか、使い切りサイズ。
②常温で保存できる。
③調理に手がかからない。時短料理ができる。
④備蓄品の組み合わせで、美味しく食べられること。
⑤栄養バランスがいい。

い.「防災備蓄」まずは飲食!!
い.「防災備蓄」まずは飲食!!
い.「防災備蓄」まずは飲食!!

被災時の食事には、おにぎりなどがメインとなりがち。炭水化物はエネルギー源になるため非常に重要ですが、栄養バランスを考慮しないと、体調不良を起こす可能性があります。
缶詰には、ツナやサンマなどの魚介類のものから、コンビーフ、焼き鳥など肉系の缶詰など長期保存が可能で、手軽にタンパク質を摂取できるものが多いです。
普段から美味しそうな缶詰を発見した時に購入して揃えておくと非常時に活躍します。

い.「防災備蓄」まずは飲食!!

口内炎や便秘などを解消するには野菜などでビタミン・ミネラル・食物繊維を摂りましょう。
日持ちする野菜(ジャガイモ・玉ねぎ・かぼちゃなど)を日頃から大めに買い置きしておきましょう。
乾物は栄養が凝縮されており、水で戻せば量も増えますし長期保管も可能です。
野菜ジュースやドライフルーツなども備えておくと良いでしょう。

被災時は食品不足になりがち。割り切って、サプリメントなどで取ることも一つです。

お料理しますか? 選ぶものが変わります

い.「防災備蓄」まずは飲食!!

おうちの備蓄の例 ※1人/1週間分

い.「防災備蓄」まずは飲食!!
い.「防災備蓄」まずは飲食!!

非常食レシピを見ておこう!!

い.「防災備蓄」まずは飲食!!

ライフラインの状況により、水が無かったりと調理にもおのずと制限がかかります。キャンプ料理などで使用するノウハウや、湯煎料理ができるパックを使用したパッククッキングなど、様々な非常食レシピがあります。

い.「防災備蓄」まずは飲食!!

災害時給水ステーションとは?

い.「防災備蓄」まずは飲食!!

大地震などによる断水時には、水道局が3通りの方法で「災害時給水ステーション」を開設し、給水活動を行います。
ポリタンクやペットボトルなどの給水を行える容器を持参することになりますので、備えておきましょう。
※インターネットで「災害時給水ステーション」と検索すると近所の災害時給水ステーションを確認することができます。スマートフォンアプリもありますので事前に災害時給水ステーションの場所を覚えておきましょう。給水が必要な時に慌てずに済みます。

①給水拠点:半径2kmの距離内に一カ所とし都内215箇所に開設されます。開設場所は浄水場・給水所・応急給水槽などです。
②車両輸送:給水車などで車両を給水拠点から距離がある避難場所等に水を運び開設されます。
③避難所ほか:仮設の蛇口を設置して開設されます。避難所内の応急給水栓、予め指定された消火栓等が対象となっています。

被災時のライフラインで、一番復旧が遅れるのが、「水道」です。 人間にとって「水」はまさしく命の水。体調を管理するためにもしっかり摂取が重要。給水ステーションをうまく利用しましょう。

RELATION

このマニュアルを読んだ人は、
こちらも読んでいます。